![]() ![]() あなたは、化粧品を選ぶ時に何を基準に選びますか?ブランドイメージでしょうか?同じメーカーの新商品ならおそらく選びやすいですね。 しかし選ぶためには、よくよく素肌の機能や目的を知り、良い成分を判断する知識や正しく製品を自ら選ぶ知恵が必要でしょう。 ![]()
![]() それは使う目的にもより基準が大きく変わってきます。水分補給や保湿を目的としているもの。豊かな弾力や張りを目的としたもの。しみやシワを無くすことが期待される目的のものなど、これらは角質の表面の皮脂膜から角質の表皮、表皮から真皮へと浸透していき、化粧品それぞれが謳う訴求効果の目的と共に、身体に入ってくるのです。 ![]() 身体に浸透していくこれら化粧品の成分素材には、その化粧品の訴求効果を求めるあまり、本当に身体に入れても大丈夫なものなのかと疑問を抱く成分が数多く有ります。また、私たちが本来具えている肌機能を、時には壊してしまうほどの影響を及ぼす事も、情報が開示されて来るにつれて、懸念されているのが現状です。 ![]()
![]() 最近化粧品のパンフレット等でよく目に付くようになっているが「無添加」、「アルコールフリー(ノンアルコール)」、「ノンシリコン」の文字です。 ![]() 「無添加」とは、文字通りであれば「添加していない」と言うことでしょうか?これは何を添加していないのでしょうか?どうやら文字通り理解してはいけないみたいです。
無添加とは、この指定成分を添加していない化粧品、又はその化粧品メーカーが独自で決めた添加物を使用していない化粧品を「無添加化粧品」と表記できる様です。 なにやらおかしい言葉の意味ですね。なぜなら、102種類だけでなく化粧品に使われている成分は約3000種類以上もあり、その中で明らかに有害性が認めているのを「表示指定成分」として表示するよう指定したのであって、その他の成分は安全性が確認されたわけでありません。まして今から30年以上も前の検証検査機器によるデータになります。
しかしながら、化粧品でアルコールとはエタノールを指しており、エタノールではない他のアルコール成分を使用しても、アルコール成分を使っていないと表現出来るのです。基礎化粧品からメイクアップ、シャンプーやコンディショナー、ボディーソープなどなど、ありとあらゆる化粧品には、保湿や抗菌目的として「BG」と表記されるブチレングリコール(1-3-ブチレングリコールは同成分)や防腐目的として「ペンチレングリコール」「フェンコシエタノール」など、アルコール成分を使っているのにアルコール成分は使っていない、ノンアルコール(アルコールフリー)だと言って表記しているのです。 ![]() 「ノンシリコン」とはシリコンが入っていないということですね。なぜシリコンが入っていないといいのでしょうか?シリコンはサラサラ感やしっとりとした質感、艶などを出すことができる「コーティング剤」です。では「ノンシリコン」とは「コーティング剤が入っていない」と言うことでしょうか? 違います。「数あるコーティング剤の一つのシリコンを使っていない。」と言うことです。ここにもかしこにも、私たち消費者が勘違いを起こしやすい表現で表記、うたえるのが化粧品の世界です。 結果、私たちの身体のバリア機能まで影響が出ている恐れがあるにも関わらず、肌トラブルがあった時には「それは私の体質だから」とも思わせるような、この表現の仕組みは何とかならないものでしょうか?
せめて、入っているのに入っていないという、まぎらわしい表現はやめてほしいものです。 |