昔にはそんな時代もあったでしょうが、今の時代では「なん時ごろ食べた?」という意味で聞かれる事はあっても、食べない日が続き「ねえ、この前ご飯食べたのはいつ?」なんて話題になることは特にありませんね。
そしてその食べた物から私たちの身体の血となり肉となり骨となります。私たちの身体は、昔も今も食べた物から創られていきます。そのため何を食べるかは、本来とても重要なことです。
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![]() この時期の経済成長率10%を見ても分かるように、とりわけ工業生産力の向上は極みを見せ、「太平洋ベルト地帯」という工業生産地域への人口の流入が起こりました。
農家が減るとは?、農家ではない家庭が増えたことです。食料を作る家よりも購入する家庭が増え、食料は「食べるために作られる物」ではありますが、結果「売るために作られる食糧」が大半を占めて行くことになりました。 ![]() このような社会構造すら変貌していく中で、現在も食料は自宅で生産し食するのではなく、生産者が売るために食物を生産し流通されるのが主流の世の中になりました。売るためにと言うことは、生産地で生産された食品が、最終的に消費されるまで、時間と距離がかかる事になります。 「フード・マイレージ」という言葉があります。これは生産されてから消費される距離と量を表すもので、日本は世界でトップの状況にあります。一人当たりが食する食品を生産地から消費するまでの間輸送される距離をトンキロで表し、日本は7093tkmとアメリカの7倍、フランスの4倍、イギリスの2.2倍となっています。(2001年時) つまり日本は食を口にするまで、生産地からの距離とその輸送コストは世界一ということです。「地産地消」というのが推奨されるのはこのためです。当然ながら食材が輸送される間の距離と時間がかかるならば、栄養価も低下していき、保存料など品質を保持するのも必要となる、という現実です。 売るためのものですから、必要とされるのは、見た目の良さと保存期間の長さです。簡単に言えば「美味しそうに見える物で長持ちする物」が重要視され、その中の栄養は売る側も買う側も気にしないか分からない状態になりました。 最近でこそ、生産者の顔が見える物も登場しましたが、一般の加工食品や輸入食品においては全く栄養価を分かるすべはありません。常に売る側の目線により事が決められ、消費者の元に届きます。 ■野菜に含まれる栄養価の減少(100g当たりのカルシウムとビタミンC)
■次に鉄分(微量ミネラル)の減少(100g当たり)
ご覧のように、いずれも減少しているのですが、特に高度経済成長期の前と後では極端に変化しているのがおわかり頂けると思います。 私たちは食べ物が多く選べる時代にあっても、栄養が摂れないという不可思議な社会に生活しています。結果的には、健康な身体を作るための栄養が不足しているため、良い状態の身体を創り上げることが難しく、健康を害してしまいます。それが現代病と言われているものです。 より良い栄養を摂取し、健康な身体を創り上げて行きたと思います。 おすすめネット通販では、その面でも助けとなる製品をご紹介していきます。 |